惑星☆のかけら

向精神薬からの脱却記録、個人的な生活メモ、雑記、つぶやき、好きな音楽について書いています

最近読んだ本について

『サピエンス全史(上巻、下巻)』を読んだ。

高校の世界史の教科書ではたった3ページしか触れていない先史時代は人類の歴史の99%を占めている。この事実をどのように捉えるべきか?ビッグ・ヒストリーで俯瞰すると、今まで気が付かなかったこと、新たな視点での考察が可能になる。著者の行き過ぎた想像にも注意が必要だが、ホモ・サピエンスが犯している数々の愚行を振り返り、現代の問題を考えさせたり、未来の人類のあり方を問う大きなヒントを含んだ問題作だと思う。

 

ミュージック ダイアリー 2018/12/31

晦日、掃除&洗濯をしながら聴いていたCD

TMネットワーク/キャロル

YMO/テクノデリック

 

共通項として・・・

①どちらも三人組

②ファン投票ではどちらも上位にランクインするアルバム

③芸術性が非常に高い

④80年代の名盤(誰が何と言おうと)

⑤聴けば聞くほど好きになるタイプの音楽

⑥メンバーの作家性が拮抗している傑作

⑦2組ともバンドというよりもユニット

 

アルバムというトータルコンセプトが失われつつある昨今、このような作品は一曲も飛ばして聴くことが出来ないし、全曲聴いてこそ素晴らしさが理解出来る。現在の音楽の聴き方がどうであろうと録音芸術の存在意義はそういうものだし、これからも自分は古いタイプの人間でありたい。アルバムっていいなぁ。

今日のメモ

人生でもっとも有益なものは、知性あるいは理性をできるだけ完成させることである。そしてこの点にのみ、人間の最高の幸福あるいは至福がある。

 

スピノザの著書『エチカ』より

 

難しいなぁ・・・

 

 

 

 

音楽のこと

Everything but the Girl - Night and Day

Devine & Statton - Bizarre Love Triangle

Mood Six - I Saw The Light

 

この3曲は二十歳頃聞いた曲で、それから30年近く経っても好きな曲、

というか、心の中の大切な部分に訴えかけてくる何かがある曲たち。

繊細さ、慈愛、哀愁、寂しさ、枯れ具合、ほんわかした感じ、

アコースティック・ギターの優しい響き・・・

 

コール・ポーターニュー・オーダートッド・ラングレンの原曲よりも

先に聴いたことが、良かったのか悪かったのか、その頃の感性にぴったり

ハマったのか、曲のイメージはその第一印象で決まってしまった。

 

20代の若さゆえの暴走、向こう見ずな行動、浅はかな発言、

無駄に有り余る体力、豊富な時間、底抜けな好奇心だけが渦巻き

手当たり次第に音楽を聴き漁っていた期間。

 

それから時を経ても、自分の中ではその曲たちは決して色褪せない。

記憶と共にその時の空気、景色、心情などが全て真空パックされている。

時間と共に成熟し、聴き飽きたとしても、またいつの日か

新鮮な気持ちで聴くことが出来る稀有な存在。

 

 【新星堂 3✖20(colours) A compilation of u.k. indies from 1980-1990】

レーベルの枠をこえて80年代のイギリスのインディーレーベルの音源を60曲収録した

コンピレーションCD(三枚組)

 

the smiths,my bloody valentine,primal scream,galaxie 500,felt,pale fountains,

the go-betweens,antena,jane kelly williams,louis phillipe,momus,lightning seeds

自分の音楽の趣味の幅を大きく広げてくれたこのCDに感謝。

このCDは心の財産である。