惑星☆のかけら

向精神薬からの脱却記録、個人的な生活メモ、雑記、つぶやき、好きな音楽について書いています

これまでの経緯

向精神薬を断薬して2年が経過しました。

辛い日々の連続でしたが、何とか生き延びることができました。

自分はなぜ心を病んだのか?

なぜ精神科へ通うことになったのか?

薬から脱却してまともになった頭で考えたことを

書いていきたいと思っています。

 

 

これまでの大まかな経緯です。
2007年の暮れに体調を崩し、会社を休む。
何もする気が起きず寝たきりの状態がだらだら続き1か月経過。2008年1月末より会社は休職する。
今思うと、その時自分に起こっていたことは、会社での人間関係のストレスや睡眠不足、栄養不足による慢性的な疲労だと思われます。
それを「うつ」ととらえて近くの心療内科を受診してしまったことが全ての過ちの始まりでした。

2008年2月からジェイゾロフト抗うつ薬)を服用。すぐに気分が高まり活動的になる。興味の幅が急に広がる。
傍目では「元気がいい」が・・・・(実は薬物でハイになっていただけです。)

2008年4月仕事復帰。以前とは別人のように明るく活動的になり仕事もバリバリこなすようになる。(ジェイゾロフトの影響)
それから2010年まで仕事も私生活もパワフルで自分勝手。家族は迷惑しているが本人は理解できない。
会社ではトラブル続出。つまらないことで腹を立てたり、理不尽なことに対して激昂してスタッフを怒鳴り散らしたり、ある時は上司とトラブルになり仕事途中で帰宅したり異常行動がピークに達する。自分の考えを否定されると激怒していました。(薬を飲む前はそんなことは一切ありませんでした。)

2010年6月会社を退職。それからは「自分で会社を作る」などと家族に言い、自分の興味のあることに集中し生活が乱れる。

2010年12月言動が攻撃的になり家族が手を付けられなくなる。医者に相談し薬を変更、リフレックス抗うつ薬)へ。

2011年3月ひきこもり状態へ。体重が20キロ増。気分は周期的に変動する。

2011年8月主治医が信じられなくなり自主的に通院を止める。と同時にリフレックスサイレース睡眠薬)を断薬。

2011年9月急な断薬による離脱症状とは知らず全く動けなくなる。自殺衝動が高まる。自殺未遂3回。生命の危機。

2011年10月体の不調に耐えられず、別の心療内科を受診。双極性障害の疑いがあると診断される。(これはもちろん製薬会社のシナリオによる詐欺であり病気ではない)

2011年12月リーマスデパケンセロクエルサイレースを飲み始める。寝たきりの状態から脱出し、体調は安定し、回復してきているのかと思われた。(薬害だと知らず)

2012年5月頃から1週間~2週間寝込むことが頻繁に起きるようになり、躁鬱が激しく入れ替わるいわゆるラピッドサイクルへ。それから医者の言うがままにカクテル処方を受け入れる。活動的なときは常に外出して浪費、趣味に没頭、風俗店に通う(異常行動の極致)、単発アルバイトを繰り返し、鎮静時(明らかに薬物による反応であり鬱状態ではない。今、思い返すと向精神薬による昏睡状態だったと思います。)は排泄のみでひたすら眠る生活をする。

2016年1月ごろからラミクタールを飲みながらカウンセリングを受けるようになる。なんだか洗脳されているような異常な精神状態になり、妄想、幻想が現れる。その後自分の異常行動を自覚するようになる。躁鬱は薬物中毒によるものであり病気ではない。向精神薬覚醒剤や麻薬と同じで脳の中枢神経を破壊する恐ろしい薬剤だということを理解しました。

2016年4月~5月頃、本来の自分とは何かと疑問を持ち始める。自分の人生が狂い始めたのはいったい何が原因だったのか?インターネットで精神薬や精神医学の嘘、製薬会社の陰謀についていろいろ調べるようになる。そして薬物の恐ろしさを知り、一気断薬に踏み切る。(一気断薬はとても危険です。自殺行為です。絶対に真似しないでください。でもなぜ実行したのか?それは過去に一度断薬に失敗し、再度精神科に通い医療詐欺に二度も引っかかってしまったという苦い経験があるからです。私は精神科医は全く信用ができなくなり、減薬という手段さえも嘘だと思ってしまったのです。緊急事態でしたが、最後は自己責任で決断しました。)

2016年5月中旬 ラミクタール200mg、サイレース2mg、ロゼレム8mg、デパス1mgが最後まで飲んでいた薬です。それらを一気に止めました。 

断薬後に自分の身体及び精神に起きたことは・・・・・言葉ではうまく表現できませんが、今までの人生の中で最大の苦痛と恐怖と怒りと不安が同時に襲ってくるこの世のものとは思えない恐ろしい感覚でした。今だから言えることですが、よく生き残ることが出来たと思います。断薬して1週間はまったく眠れず発狂寸前でした。食べることも全くできず、死を覚悟しました。家族の理解と援助がなかったら間違いなく死んでいたと思います。(不謹慎な発言かも知れませんが、正直な感想です。)

2016年6月~12月・・・離脱症状による障害が多数発生しました。
筋肉の硬直
吐き気
食欲減退
頭痛
前頭葉辺りが常にビリビリする
耳鳴り
朝の日の光に耐えられない
ほとんど眠れない(眠れても一日長くて2時間ぐらい)
無気力(自発的に行動出来ない)
極度の不安(これが一番辛かったです)
過去の記憶が急によみがえり気持ちが不安定になる
いつも微熱で体温調節が出来ない(平均37.5℃)
排尿異常
汗を上手く出せない
首周辺の痛み(パキパキ音がする程、違和感あり)
リンパ腺の痛み
ほとんど寝たきり
自殺念慮
テレビ・本・音楽などはすべて拒絶(情報を取り込むと混乱する)
会話がうまく出来ない、考えがまとまらない
髪質の変化
体から体液とは思えない脂っこい皮脂が出る
薬を飲んでいたときの出来事を後悔する

明日の事もうまく考えられないなど。1日1日生きるのがやっとでした。(2017年回想)

 

2017年1月20日 
一気断薬から約8か月経ちました。今現在困っていることは、ほとんど外出できない(極度の不安感によるもの)、昼頃まで寝てしまい朝起きれない、体温調節がうまく出来ない、などです。出来るようになったことは、毎日5時間ぐらいの睡眠、一日おきの入浴、食器を洗うこと、簡単な食事の用意、たまに日記が書けるようになったことなどです。一気断薬はとてもつらく険しい道ではありますが、時間が経つにつれて着実に回復していることを実感しています。断薬直後から今までの出来事はとてもたくさんありますので今後思い出しながら補完していく予定です。

2017年1月22日 
断薬後、徐々に正気を取り戻し、薬の害を理解するようになると、失われてしまった時間、仕事、人間関係などのことを思い悩み、絶望的な気分になります。製薬会社、精神科医厚生労働省、マスコミへの怒り憎しみがこみ上げてくるのです。考えても仕方がないと思ってもどうしても頭から離れないのです。いつまでも被害者意識を持っていては良くないし、回復も遅れることは分かってはいるのですが・・・。自己嫌悪は良くないですね。考え方を変えなくてはいけません。

2017年1月23日 
断薬後に取り入れたこと・・・・・食生活の改善です。自分に不足している栄養素が取れるように肉と魚(タンパク質)、ナッツ類(脂質)、チーズ(お菓子を食べる代わりに)、ビタミンB群のサプリメントなどを積極的に摂取するように努めています。体はタンパク質で作られています。今までの炭水化物多めの食生活を止めました。

2017年1月27日 
気圧の変化が影響しているのか、頭がグルグルして気分が滅入っています。断薬後、記憶がランダムによみがえり不安と恐怖を感じるようになりました。外出は独りではあまり出来ず、出発時は不安で頭がいっぱいです。しかし歩きはじめると徐々に気分が変わり、散歩が終了する頃には「もっと歩こうかな」と思えるようになるのですから不思議なものです。

2017年2月2日 
なぜここまで事態が拗れてしまったか(飲まなくてもよかった薬を8年間も服用していたこと含む)を追究していくと、自分自身の人生の問題に突き当たります。仕事のこと、家庭のこと、人生設計のこと・・・など、自分と本気で向き合い深く考え直さねばいけない課題を後回しにしていたことです。これがクリアーされない状態では気分が滅入って憂鬱なのは当たり前で、それは人として健全な心の働きだと今さらですが気が付きました。問題解決を避けていてはいつまでたっても人として成長せず、誰かを頼ったり社会のせいにしてしまったり、「依存」と「逃避」の繰り返しになってしまいます。離脱症状の身体的な痛みが緩和されてきた現在、心の中の問題解決に関心が移ってきました。

2017年2月7日 
「朝、目が覚めると、気持ちが悪く頭痛もして起きれない。」という症状は以前、薬を飲む前からあったことであり、離脱症状とは別の物だという認識が生まれました。断薬後に私自身が変わったと思えることの一つに「思考回路」の改善があります。薬は気分を上げて(脳を興奮させているだけ)不安を和らげる(神経を麻痺させているだけ)ことをしていましたが、その時「自分のやっている行為は、本当にこれでいいのだろうか?」という自問自答の確認行為が全くされていなかったことです。人間にとって「不安」「恐怖」「緊張」は必要なものであり、それを薬で感じなくさせるなんて脳のバランスが取れなくなりいずれは生活が破綻してしまいます。実際に私は破綻したわけですが、人生を狂わせる抗うつ薬睡眠薬気分安定薬抗精神病薬などの薬剤は簡単に処方されてはいけないものだと強く感じます。
断薬中によく読んでいたブログです。社会の問題が色々浮かび上がってきます。 

ameblo.jp

2017年2月10日 
断薬から約9か月経過。体温調節が徐々に出来るようになり、健康時の平均体温に戻ってきました。お風呂に入っても汗が出にくいという状態も改善しつつあります。自然な睡眠がうまく取れるようになると、生活のリズムが生まれ、日中の活動も意味のあるものに感じられるようになってきました。

2017年2月19日 
断薬を始めたときに起きた恐ろしく酷い離脱症状は今も忘れることは出来ませんが、「苦痛」というものは過ぎ去ると体が忘れてくれるものなのだと最近気が付きました。(それは人間の防衛本能なのかもしれません。)薬物の離脱症状も、あるレベルまで到達すると、それはクリアーしたものと見做し、人生はまた次の目標を目指して歩きださなければいけません。私は断薬を目的に行動しているわけではなく、最終的な目的は健康な体を取り戻して社会に復帰することなのです。以前は「薬を飲む前の自分に戻りたい」と思っていましたが、ただ戻るだけでは根本的な問題を解決していない自分に戻るだけで、時間が戻っただけになります。そもそもどんな人間でも過去の自分には戻れません。理屈っぽくて自分が嫌になりますが、内面の自分と根気よく向き合い、問題を一つずつ解決していく必要性を感じました。

2017年3月19日  
断薬から10か月経過しました。季節の変わり目のせいなのか分かりませんが、精神的に不安定な日が2週間ほど続きました。衝動的にアルバイトの面接を受けてみたり(残念ながら実務までには至りませんでした)、散歩をしても気分転換が出来なかったり、何もやる気が起きず午後の3時ごろまで寝ていたり、2月の安定感はどこかへ消えてしまったような感じです。焦りの感情が出ているのは自分でも分かってはいるのですが、上手く制御できないようです。回復は急には訪れないことを再確認しました。「焦りは禁物」自戒を込めて。また目の前の小さなことから一つ一つやっていくスタンスに戻ろうと思います。まずは今日の洗濯物を取り込みます。

2017年4月15日  
断薬から11か月経過しました。この1か月間も体調は不安定で、過去のことばかり考えてしまう後ろ向きな思考に悩んでいました。
「あの時、もし・・・・していなければ・・・・だったのに・・・・」という後悔ばかりで気分が塞ぎ込んでしまいます。「うつは心の風邪キャンペーン」は本当に罪深く、人間の強迫観念に作用して「自分の気分の落ち込みは病気からくるものではないのか?」と病院への受診を促しました。結果は前にも述べましたが8年間に及ぶ精神科通い(=薬漬け医療)で人生が破綻したのです。
現在の気になる症状は・・・・頭がビリビリする、朝起きれない、理由が分からない不安感、体温調節がうまく出来ない、嫌な記憶のフラッシュバック、などです。

2017年5月2日  
断薬からもうすぐ丸一年が経ちます。今日はとても天気が良く気温は心地よく湿度も低く快適な日和らしいです。たぶん、一年の中でもこんな良い天気の日はあまり無いと思います。しかし、今日が『良い天気で気持ちが良いこと』を教えてくれたのは妻からのメールであり、自分が感じ取ったものではありませんでした。それが最も悲しくて、今の自分の心境を表している出来事でした。気持ち良さを感じ取る感覚が、今の私には少ししかありません。薬は脳をどこまで破壊しているのでしょうか。日常生活を普通に送るとはどういうことなのかこの辛い立場になって初めて分かったような気がします。現在は過去の積み重ねで出来ているのであれば、私は罪深い過去を生きてきたのでしょうか。支離滅裂な内容になりましたが、これが今の精一杯です。

2017年5月20日  
断薬から1年が経ちました。365日様々な苦しみを耐え続けた結果が今日に繋がっています。もはや、離脱症状があれこれと考えることを止めました。とにかく起き上がって外へ出ること、社会と接することが快方へ向かう一番の近道だと悟りました。過去は過去、色々な失敗を繰り返してきましたが自分に残されている時間は「現在と未来」しかありません。

2017年6月11日  
断薬から13か月が経過しました。断薬後、初めて風邪を引きましたが、体の自然治癒力を信じて風邪薬など飲まずに放っておいたら自然に治りました。
風邪に対して化学物質は一時的な対処であって無くても大丈夫であることが証明できました。人体は上手く出来ているのです。一連の離脱症状はほとんど意識しなくなってきました。一年前の本当に辛い離脱症状に苦しんでいた自分に言ってあげたかったです。「一年後は、状況が変わるよ」って。あとは自分の気持ち次第です。日常生活が普通に送れるように体を元に戻して社会に復帰することがこれからの課題です。まずは身の回りの小さなことから、家事全般を出来るように訓練をしていきます。夕方のウォーキングは日課として定着してきました。

2017年9月30日 
久々の更新です。この3か月間で体の不調はだいぶ軽減しました。
現在、体のことで気になることは・・・・・・・
朝起きたときの不快感、不安感
天候が悪い時の頭痛(低気圧接近時や雨の日は特に酷い)
頭皮がビリビリする感覚
外出時の強い不安感
対人恐怖など

時間の経過とともに改善してきていますが、まだひきこもりがちで外出時は常に不安感がつきまといます。
服薬時の過去の自分と現在の自分の状況のギャップに苦しんでいます。
(今も薬を飲んでいた自分の人生を受け入れることが出来ず、悩んでしまいます。)
8月に実家に帰省し、家族に薬のことや離脱症状のことを話しましたがほとんど理解してもらえませんでした。
そんな時、先祖の墓参りをしました。すると心が少しゆったりとした気持ちになり、「命の大切さ」や「生かされている」感覚を与えられました。
とてもいい経験になりました。色々ありますが、回復をあきらめずに生きていこうと思います。


2017年10月10日    
断薬後に思ってきたこと。・・・・・「精神安定剤」「気分安定薬」なんて用語はおかしな言葉ですよね。人間は楽しいことがあれば気分が良くなるし、悲しいことがあれば気分が下がる・・・これは人間誰でも同じです。気分は常に動いているのが人間なのです。恋人にフラれて落ち込むのは相手を本当に好きだった証拠だし、職場で上司に叱られて凹むのも真剣に仕事に向き合っている証拠です。その敏感で繊細な気持ちの変化(脳の働き)を薬でどうにかしようという発想自体がおかしいのです。「悩む」という行為は人が前進するために必要な思考だと思います。

2017年11月14日
断薬から1年6か月経過。今朝、断薬してからはじめて朝7時に起床し家族と一緒に朝食を食べることが出来ました。
「やればできるんだ!」
何気ない日常生活を普通に送るということが、いかに幸せなことなのか正常な脳で感じることが出来ました。嬉しいです。
ここからスタートでもいいんです。ダメでも最低でもボロボロでもクズでもそのまま生きていくんです。


2017年12月14日
断薬から1年7か月経過。本格的な冬の寒さがやってきました。
最近は体調が良い時は、好きな音楽を聴いて過ごしています。といっても集中できるのは1時間ぐらいですが・・・。
断薬直後から1年ぐらいは音楽なんて全く聴く気になれなかったことを思えば、大きな進歩だと思います。
「好きなことが出来るようになる」生きて行く上で大切な要素だと思うのです。


2018年4月29日
断薬から約2年経過。久々の更新です。ここ何か月かで思っていたことをまとめてみました。
①体調が良いと思える時は、辛くても起き上がり、運動をしたり、風呂に入ったり、体に負荷をかけた時だけである。
②後ろ向きなグルグル思考からは何も生まれない。
③断薬をやり遂げたからといって、バラ色の世界が待っているわけでは決してない。待っているのは自分が置き去りにしてきた心と体の問題と、辛い日常である。
④薬を飲んでも自分自身の問題は解決されず、先送りされただけである。更に時間だけは進み、環境は修復不可能なくらいに破壊されているので状況は最悪である。
 しかし、それが現実。
⑤断薬して良いことが全くないかといえば、そうではない。日々のほんの些細なことを大切に思える心に気が付いた時は、喜びを感じる。それを頼りに生きている。